通販に関わる薬剤師の求人

薬剤師の仕事には通販に関わるものが登場してきているのを知っているでしょうか。薬剤師といえば対面で調剤をするのが仕事と思っている人もいますが、通信販売における役割も重要性が高まってきています。通販に関わる仕事の内容はどうなっているのか、求人ではどのようなものがあるのかという点を紹介するので仕事探しの役に立てて下さい。

(愛知県で薬剤師が求人を探す四つの方法)


薬剤師の通販の仕事は調剤ではない

薬剤師の仕事というと調剤と服薬指導と考える人も多いでしょう。調剤薬局や病院などで薬剤師が担当している中心業務の一つなのは確かで、薬剤師でなければできないことです。通販での薬剤師の仕事というと、例えば電子処方箋を受け取って調剤を行い、処方箋に記載されている医薬品を送るのを想像する人がいるのももっともなことです。

しかし、きちんと法令を勉強した薬剤師ならわかるように調剤は対面で行わなければならない状況がありました。

これは服薬指導を対面で行うことが義務付けられていたからです。ただ、2020年からは一定の要件を満たす場合には原則として二回目以降であればオンラインでの服薬指導でも良いと改正されています。そのため、二回目以降の場合には通販による調剤対応ができる状況があるのは確かです。

しかし、実際にはこのような事業はまだ行われていないので求人もないのが現状です。将来的には薬剤師がリモートで調剤や服薬指導を担うようになる可能性もあることは念頭に置いておくと良いでしょう。

通販に関わる薬剤師の主な仕事内容

通販に関わる仕事は主にインターネットによる医薬品の通信販売です。医薬品の販売をインターネット通販で行っても良いと法律が改正されてからドラッグストアを中心にして活発に医薬品の通販が行われるようになってきました。

ただ、通販事業を行うためには薬剤師が必要になることがあるのです。

医薬品の適正管理をするためには薬剤師または登録販売者が必要です。第二類医薬品、第三類医薬品の場合には登録販売者が管理や販売をすれば問題はありませんが、第一類医薬品の場合には薬剤師が担当しなければなりません。

特に第一類医薬品については薬剤師による医薬品の情報提供が義務付けられているため、通販であってもその対応をすることが必要です。通販の仕事では薬剤師は通販サイトの運営、顧客への医薬品情報の提供、購入記録の管理が主なものになります。

医薬品の販売をするときにはその記事内容が薬事法に反していないか、表記されている内容が正しいかなどを確認していくことが必要です。運営そのものは他のスタッフが行うこともよくありますが、作成された商品情報について誤りがないかを監査することが薬剤師の役割になります。

顧客への医薬品情報の提供は要指導医薬品の発注があった場合に必要な情報を提供して内容を確認したことをチェックすることが仕事です。そして、その購入履歴を記録していき何か問題が発生したときには追跡して情報提供をできるようにしておくことが必要になっています。

通販の仕事では付帯業務が多い

通販に関わる仕事は通販サイトの運営や医薬品の情報提供などが基本ですが、それだけで済むことはあまりありません。実際には通販のみしか行っていないというケースが少ないため、店舗での調剤などにも従事することが求められるのが通例です。

店舗業務をする合間にメールをチェックして発注があったら医薬品の内容を確認し、顧客の購入履歴を参照して必要があれば医薬品情報の提供を行い、読了確認を促すメールを送るという仕組みが一般的になっています。購入履歴は他の商品と合わせて一元的に管理できるシステムを入れていることが多く、特別に作業がない場合がほとんどです。

サイトの運営についても時間の合間を縫って行うように指示される場合が多くなっています。一方、電話やメールによる顧客からの連絡に対応することも求められます。これは店舗への来客と合わせて一元的に管理されていることが多く、適宜メールを確認して問い合わせがあったら返事を送り、電話がかかってきたときにはすぐにその場で適切な回答をします。

このように基本的には店舗での仕事をする中に、通販の業務が入り込んでいる状況になっている現場がほとんどです。通販の仕事が付帯業務という捉え方をした方がより現実に合っているでしょう。

通販業務という名前での求人は希少

通販の方が付帯業務というのは求人を見る上でも重要な観点になります。通販業務という形で求人を探してもあまり見つかることはありません。店舗での調剤や服薬指導、在庫管理などの業務と合わせて、通販サイトの運営や管理などといった文言が入っている程度のことが多いのです。

つまり、通販業務をメインにしている求人は希少で、ほとんどは通販に関わる仕事が付帯業務になっています。このため、通販関連の仕事があってもなくても待遇などにあまり違いはありません。

業務内容の幅が少し広がるという程度の認識をしておきましょう。

通販専門の場合の注意点

求人をよく探してみると通販専門サイトからの薬剤師募集の求人が見つかることもあります。この場合にはどんな待遇かをしっかりと見るようにしましょう。通販サイトの運営や顧客のオンラインや電話での対応だけであれば在宅でもできると思うかもしれませんが、実際には通勤を求められているのが一般的です。

また、正社員の募集ということはあまりなくて、アルバイトかパートの募集が目立ちます。シフト制になっていて夜や土日祝日のシフトもあることが記載されている場合もあります。特に土日祝日については対応しなければならないケースが多いため、かなり長時間のシフトを入れざるを得ないことが多いので注意しましょう。

勤務地についても多岐にわたっていますが、東京や大阪などの首都圏が多くなっています。複数挙げられている場合には選べる場合と指定される場合があるので、予め問い合わせをして希望する勤務地で働けるかどうかを確認しておくと良いでしょう。

医薬品の通販の仕事を担ってみよう

薬剤師は通販に関わる仕事にも従事することができますが、一般的にはドラッグストアの店頭業務に付帯する形で行うことになります。通販サイトの管理と、第一類医薬品などの医薬品情報の提供などが主な業務です。問い合わせへの対応も求められる点で店頭業務と大きな違いはありません。

もし医薬品の通販に興味があるなら求人をよく見て業務に含まれているものを探しましょう。